6月オープン委員会『株式相続における経営継承円滑化法の活用と手続き』が秋田キャッスルホテルにて開催されました。
講師には 税理士法人タクセル 公認会計士 河野隆治氏をお迎えし、講演会が行われました。実際の円滑化法マニュアルにはされていない実際に経済産業省に提出した相続認定申請書や年次報告書を資料として配付し、日銀への株式の供託などマニュアルにはない実務と経験に基づいた事業承継税制を学ぶことができました。また、実際の申請認定後は効果が高いことと引き換えに、一定条件をクリアする必要があり、免除されるのは自分が死亡したときで、それまでは納税猶予という仕組みになっていることや、5年間は定期報告をしなければならないなど、ある程度覚悟や努力も必要な制度であることを詳しく講演していただきました。
講演後も講師に質問している会員も数名おり、相続が中小企業経営にとって非常に影響が大きいこと、また対策の必要性を認識している会員も複数いたことから、使えない、使い難いではなく、チャレンジして少しでも相続負担を減らし、経営していこうという会員の意気込みも感じられる有意義なオープン委員会でした。